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小児矯正
小児矯正とは、お子様の歯列を健全なものにするための矯正です。
これには、乳歯から永久歯に生え変わる時期に行う第1期治療と永久歯が生え揃ってから行う第2期治療があります。この第1期治療は、前歯と六歳臼歯(第一大臼歯)のみが永久歯になっている時期(混合歯列期:8~10歳ころ)に始めるものをいい、第2期治療は永久歯交換後で、中心はワイヤー矯正治療となります。
第1期の小児矯正は、早期治療、予防矯正、抑制矯正と言われることもあります。
小児矯正のメリットですが、一般的には次のような点が挙げられます。
まず、大人になってから矯正を行う必要がなくなる場合があります。
さらに、アゴの成長をある程度コントロールできますので、小児時の矯正の方が良い結果を得られます。
また大人になってから再度矯正が必要な場合でも簡単にすませることができます。
そうして矯正で歯を抜く確立が少なくなります。
このように小児矯正は、将来を見据えた矯正方法ですので、適当な時期に歯科医にぜひ相談することをお薦めします。
では、その治療法についてみていきましょう。
まずどのようなお子様に小児矯正が必要となるのでしょうか?
例えば、アゴが左右どちらかにずれている、受け口(下アゴが上より出ている)、上顎前突(出っ歯)、開咬(前歯で咬めない)、歯の生えている位置がずれている、こんな場合には、まず小児矯正が必要と思って間違いありません。
治療法の手順は次のようになります。
- カウンセリング
- 精密検査
- 診断
- 虫歯チェック、プラークコントロール指導
- 第1期治療
- 第2期治療
まず、歯並びが悪い、アゴが痛いなどどんな症状があるか?
さらにどういう口元にしたいか?
治療法はどんな治療かなどについて医師のカウンセリングを受けていただきます。
レントゲン写真、顔貌写真、口腔内写真などを使って歯並びや咬み合わせ等の問題点を明らかにします。必要ならばCTスキャン
等も使います。
これには2~3回の通院が必要となります。
検査結果をもとに、問題点、それを直す治療法などを明らかにします。
治療中の正しい歯磨きを指導します。
まず、床矯正(しょうきょうせい)という、永久歯が生えるまでの期間、歯がきれいに生えるよう夜間にアクティブ・プレートを装着してもらう治療を行います。.
アクティブ・プレートは毎日8時間以上装着し、1週間に1度ネジを回し、少しずつアクティブ・プレートの幅をひろげていきます。
夜の食事が終わったら、歯磨きをし、アクティブ・プレートを装着し、朝になったら取り外します。
2~3か月に1度通院し経過を診断します。
また、咬合育成.という歯並びをキレイにする治療もおこないます。
これには、アゴの成長と、歯の生え変わる時期を通じて正しく永久歯の生える手助けで一部を直す事で治療します。これにより、咬み合わせを正しくします。
床矯正はアクティブ・プレートを毎日とりはずすことから、虫歯リスクを低くできる治療法です。
第2期治療は永久歯交換後の治療となります。
第1期治療をうけ、歯並びや咬み合わせ、また見た目などからその必要性を判断します。
小児矯正は、大人になってからの影響もありますので、変だな思ったらすぐに専門医にご相談ください、また変なところが見つからなくとも定期健診を受けていれば虫歯の予防にもなります。